風流人日記

医王整体院 院長のblog

2005-01-01から1年間の記事一覧

年の瀬

クリスマスイブの夜、皆様いかがお過ごしだったでしょうか。もう今年も残すところわずかになってしまいました。この年末は様々な社会を揺るがす事件や大雪で、いつにも増して慌ただしさが漂うように感じていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。私はそ…

力を抜く

いや〜、長らく更新をさぼっている間にすっかり秋も深まってしまいました。残暑が長かったせいで、このところの朝晩の冷え込みはこたえます。毛糸のセーターを引っぱりだしたり、暖房器具を出してきたり、冬への準備が忙しいことだと思います。寒くなると厚…

寝相

熱帯夜が続き寝苦しい日が続いていますが、みなさんお元気でしょうか?暑くて七転八倒している方も多いと思いますが、寝相がいいとか悪いとか、よく言いますね。でも、どんなに寝相のいい人でも一晩中、身動きひとつせず眠り続けることは少ないはずです。そ…

こころの交流戦

セ・パ交流戦が終了した。経営者側としては損得勘定もあり悲喜こもごもの胸のうちだろうが、ファンからは概ね成功という評価が聞こえる。私自信は最近見たい選手や見たい対決が少なくなり、あまり熱心に観戦することがなくなってしまったが、時々テレビをつ…

人は自分の思考の中に独りでいる

私は治療の中にできるだけ“会話”を取り入れるようにしています。 身体への施術もコミュニケーションの手段のひとつですが、会話ーーーとりわけ聴くことがとても重要な要素であると思っています。 聴くことによって、患者さんと治療者双方に、苦しい症状への…

花のチカラ

その場に花があるのとないのとでは、大きく雰囲気が変わる。それをどう感じるかは、人それぞれのアンテナの感度のちがいではあるが・・・。花に限らず、もの言わぬ植物や言葉の通じない動物に、辛い心が救われることがある。重苦しい雰囲気を和らげてくれる…

体質改善

患者さんからよく受ける質問に、前にもダイエットで書いた「やせるツボってあるんですか?」と並んで「整体で体質を改善できますか?」というのもよく聞きます。 疲れやすかったり胃腸が弱かったり、いわゆる虚弱体質を変えたいと思っておられるのだと思いま…

頭でっかち

新聞の広告に「養老先生と遊ぶ」という本がでていた。 「唯脳論」や「バカの壁」でおなじみの養老孟司先生だ。 その広告の中にみつけた「頭でっかちは、身体からしっぺ返しをくらう」という見出し。 なるほど、養老先生らしい表現だ。 以前読んだ、都市は「…

痛みと記憶と感情

慢性的な痛みは、どうも「記憶」と「感情」が深く関わっているようです。 数多くの痛みをかかえた患者さんをみていると、それが実感として分かります。「うつ伏せに寝ると必ず手がしびれるんです」「夜中にトイレに起きる時、いつも腰の痛みを感じます」など…

脳細胞は生まれ変わる

近年、脳の研究成果は著しい。20世紀後半までは、脳の神経細胞は一度死滅すると再生されることはなく、おぎゃ〜と生まれた後は減るいっぽうだと考えられてきた。私などはそれをいいことに、どうせ何をやってもどんどん脳は衰えるのだからと、一生懸命勉強…

「写真を撮る」こと

なぜ写真を撮ることが好きなのか。撮った写真を見たひとが「わあー、きれいですね」「おお、いいねえ」と云って、なにかを感じとってくれるのは確かにうれしい。しかし、それだけのために撮っているわけではない。目の前に広がる世界の一部をファインダーと…

ストレスと腰痛

本日は、昼休みに急患が駆け込んだ。私の息子です。きのう病院の歯科で親不知を上下2本抜いて、帰ってきてから腰が痛くなったそうだ。歯は痛いわ、腰は痛いわでかわいそうに。昨日は出張で留守にしていたから、今日の空き時間を待っていたようです。 腰椎の…

変えられるものと変えられないもの

変えることのできないものを受け入れる心変えることのできるものを変える勇気変えられるものと変えられないものとを見分ける知恵ラインホールド・ニーバー

MOTTAINAI

ワンガリ・マータイさんが提唱した「『もったいない』を国際語に」という呼びかけが、大きな波紋を投じています。 普段われわれが何気なく使っているこの言葉ですが、他国の人から改めて指摘されることによって、その言葉が持つ意味の深さを再認識します。も…

牛乳だけではカルシウム不足

米医学誌ペディアトリックスの3月号に掲載された研究論文によると、「牛乳ばかりたくさん飲んでも、骨のじょうぶな子供には育たない」、「乳製品以外にもカルシウムの多く含まれる食事をバランスよくとり、適度に運動することが重要」だという。 そして、牛…

不便を楽しむ

“CONTAX製造中止”のショックが大きく(そんな大袈裟なものでもありませんが)、昨日に引き続き写真のお話を。 今やデジタルカメラも、コンパクトタイプは毎日のように新機種が発売され、一眼レフタイプもどんどん価格がお手頃になりました。画質も数年前とは…

嗚呼、憧れのCONTAX

京セラがついにCONTAXの製造販売を終了すると発表しました。 ヘソクリを貯めていつかは・・・という夢が、淡くも消えました。 別にもうまったく手に入れることができなくなるわけではありませんが、中古でしか買えなくなるわけで、CONTAX持ってる人は、これ…

人さし指、短い男性は暴力的?

ネットのニュースで面白そうなタイトルが出ていたので、のぞいてみました。 人さし指の短い男性は暴力をふるいがち? そんな研究成果をアルバータ大(カナダ)の研究チームが米専門誌・生物心理学3月号に発表した。胎児期に母親の子宮内で浴びた男性ホルモ…

自分を好きになる

「自分を好きになったほうがいい。長くつきあうんだから」という、アメリカのコメディアン、ジェリー・ルイスの言葉がある。 たしかに、嫌いでたまらない人とは縁を切ればいいが、自分だけはそんなわけにはいかない。 自分を好きになるということは、自分の…

ストレスに強い人

私はストレスはありません、あまり感じません、という人がいる。 そういう人にかぎって、身体を触るとストレスの塊?と思ってしまうことが多い。 別にうそを言ったり、隠しているわけではないと思う。 恐らく自分で意識しないうちに怒りや不安、恐怖といった…

奇跡的な治癒を生むもの

病気を乗り越える力を発揮し、奇跡的な回復を見せる人には、共通点が三点ある。1 病気も意味があって起こると考え、病気になったからといって不幸とはかぎらないと思っている。 つらく苦しいことに変わりはないのだが、病気があっても人間は幸せを失わない…

目標を持つことと、見いだすこと

目標を持つと、求めるものばかりを見、それに取りつかれ、何ものをも見出すことができず、何ものをも心の中に受け入れることができない、ということになりやすい。 見いだすとは、 自由であること、心を開いていること、 目標を持たぬことである。ヘルマン・…

同じ症状が重なる不思議

朝一番から「肩が痛くてうごかせないんです〜」という患者さんが来られたかと思うと、次の人も、またその次の人も同じ症状を訴えて来院されることがよくある。膝が痛い人ばっかり、という日もある。 今日は「○○痛の記念日?」などと思ってしまう不思議なこと…

いい気持ち

あなたはどんな時「ああ、気持ちいい!」と感じますか? 疲れたからだを温泉にゆったり浸した時、暑い夏の日に涼しい風がからだを吹き抜ける時、オリンピックで優勝した瞬間もチョー気持ちいい! 皆さんそれぞれだと思いますが、私は、初めて鍼治療を受け時…

自分を変える

「こうすればあなたは変われる」とか、「自分を変える○○の方法」等々、実に様々な本が出ています。今日からはこうしよう!こういうやり方はやめよう!と、とても具体的に教えてくれます。それだけ自分を変えたいと思う人が多いということなのでしょう。いや…

内部感覚

感覚とは通常、身体の外からの刺激を感じ、認識することである。もちろん外からだけでなく、身体の内側の感覚も感じとれる仕組みになっているから、お腹が痛かったり筋肉痛を感じたりするのだが、どちらも普段あまり意識することなく、つまり「感じよう」な…

ダイエット

よく患者さんに「痩せるツボはありませんか」と聞かれる。 楽をしすぎて太ったことに気づかず、痩せる薬を飲んだり、機械に頼ったり。結局また楽をして痩せようとしているわけである。 一度身についた肉は、いや生活習慣は、なかなか変えられない。でも、な…

話の聞き方

「魂同士の深い絆は、まず話を聞くことから始まる。 話の聞き方の原則はひたすら共感をもって聞くことである。 評価しない、批判しない、同情しない、教えようとしない、 ほめようとしないという聞き方だ。 こういう聞き方を身につければ、 相手を癒すばかり…

神と人の交感、そこに文字は生まれる

知識はすべてを疑うことから始まる。それを一つずつ解き明かしていくところに、知的な世界が生まれる。 あてがわれただけで満足し、それ以外のを余分のこととする教育が、人間を規格化する。もっと自由に柔軟に考えてもらいたい。 私の道楽のような学問の話…

感じ、味わうということ

二日酔いは醒めたが、あまりに久しぶりの苦しみでインパクトが強かったので、その続き。 苦しみの最中、それを感じ、味わうどころの騒ぎではないのだがしかし、確かにその時は、なにも考えず(考える気力もなく)ただひたすら回復を待つ。 それこそが逃げる…