風流人日記

医王整体院 院長のblog

牛乳だけではカルシウム不足

 米医学誌ペディアトリックスの3月号に掲載された研究論文によると、「牛乳ばかりたくさん飲んでも、骨のじょうぶな子供には育たない」、「乳製品以外にもカルシウムの多く含まれる食事をバランスよくとり、適度に運動することが重要」だという。
 そして、牛乳を飲む量を増やしても骨の強化にはつながらないと結論している。
 また一部の研究は、カルシウムの摂取量を増やすよりも、適度な運動を続ける方が、じょうぶな骨づくりには効果的だと指摘している。

 子供に限らず、カルシウムに限らず、人間の健康は「これさえしていれば」ということでは成り立たないのでしょう。
 単一の栄養源で摂取するのではなく、多種をバランスよく。
 月一回の激しい運動ではなく、日々の軽い運動。
 そんなことが大事なのでしょう。
 そして、お勧めするのは、偏った身体の使い方でなく、普段あまり動かさない筋肉や関節を時々動かしたり、いつもと違う動作をしてみることです。
 たとえば、いつもよりゆっくり深い呼吸をする。これだけでも、背骨やその周辺の筋肉がよく動きます。
 また、普段歩くときは足の動きとは反対に左右の腕を交互に動かしますが、立ったままで両腕をそろえて前後にぶらぶら振ってみてください。これは、気功で「スワイショウ」という運動なのですが、鳥のまねをしているのです。
 そうすると、身体が喜び、脳もいつもと違った部分が刺激され、眠っていたカラダのチカラが目覚めます。
 ちょっといつもと違うことをしてみる工夫が、身体の柔軟性やバランスを回復し、元気を保てる秘訣なんだと思います。
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