風流人日記

医王整体院 院長のblog

力を抜く

いや〜、長らく更新をさぼっている間にすっかり秋も深まってしまいました。
残暑が長かったせいで、このところの朝晩の冷え込みはこたえます。
毛糸のセーターを引っぱりだしたり、暖房器具を出してきたり、冬への準備が忙しいことだと思います。
寒くなると厚着をするうえ、肩を丸めてつい体に力が入ってしまいます。
みなさんストレッチ体操をしたり、お風呂に入ったりしてこりや緊張をほぐしていらっしゃることと思いますが、「体の力を抜く」ということは案外難しいものですね。
なかなか緊張がほぐれず力を抜くことができない、という方にひとつヒントを。

あまり「リラックス、リラックス」とがんばりすぎると、かえって力みにつながります。
それよりも逆に一度おもいっきり力を入れるのです。そしてパッと急激に力を抜きます。
たとえば、ギュ〜としばらく強く両手を握ってから、パッと力を抜く。グ〜ッと両腕を天に向かって伸ばし、ぎりぎりまで我慢しておいて、だら〜んと脱力する。
つまり、力んだ体にさらに力を入れるのです。その状態で限界まで力を入れ続けると、苦しくなってパッと力が抜けるのです。
このときも呼吸が大切です。力を抜く時に同時にハ〜ッと大きく息を吐くようにするといいでしょう。「力みとストレス」を吐く息といっしょに吐き出すつもりで。
それから、手をぶらぶら振ったり、体を揺らす運動もいいと思います。手のぶらぶら運動は、前に「牛乳だけではカルシウム不足」のところで書いた「スワイショウ」という体操です。
ほかにも体をリラックスする体操はたくさんありますが、それは追々ご紹介します。
とにかく、そのままの状態で力を抜くことはとても難しいですが、こうやっていろいろ工夫することで力を抜くコツが覚えられます。
ぜひお試しを。
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