風流人日記

医王整体院 院長のblog

2012-01-01から1年間の記事一覧

清濁併せ呑む

毎月一回と決めていたこの連載も74回目にしてついに穴を空けてしまいました。誰に約束したわけでもなく自分自身に課した目標なので、ひと月くらい飛ばしたところでご迷惑をおかけするということでもないのですが、まあなんとなく小さな挫折感を味わいまし…

揺れ動くカラダとこころ

このブログを読んでいただいている方の年代は様々だと思いますが、誰もが一度は赤ちゃんを抱いてあやした経験をお持ちのことだと思います。「ワシは一度もそんなことしたことがない」という男性の方でも、自分が赤ん坊の頃あやされたことがあるのではないで…

痛みをどう受けとめるか

たとえば、カラダのどこかになんらかの痛みや異常を感じたとします。そのとき、あなたは何を考えるでしょうか?多くの人は、「えらいこっちゃ。どうなるんだろう」と不安を感じると同時に、「あれっ?いったい何が悪かったのだろう?」と、自分の身体にまつ…

健康と病気 〜安定と不安定〜

安定した状態というのはなんら問題がなくていいかもしれませんが、そこからは新しいものや発想は生まれにくいと思います。新しい気づきは規則正しさよりも不規則な流れの中でより多く見いだされます。多くの発明や発見が、失敗の中から生まれるように。安定…

身体感覚を伴った言葉 〜言葉の重みと虚しさと〜

・人間の不安は科学の発展から来る。 夏目漱石 ・20世紀の科学の第一の仕事は「破壊」だった。 岡潔(数学者) ・何もかも失われた時にも、未来だけはまだ残っている。 クリスチャン・N・ボヴィー(アメリカの作家) ・必要なものは少しでいい。何もかもあ…

ユーモアが福を呼ぶ

前回はビリケン的健康法と題して、笑顔を絶やさないビリケンさん的生き方が健康を支えるのではないかということを書きました。笑うことがどれほど健康にいいかという研究が進んでいます。科学的にも、笑うことによってがん細胞などを叩くNK(ナチュラルキラ…

ビリケン的健康法

どうも今年は不安定な天候で大雨が降ったり竜巻が起きたり異常気象のようですが、それでも薫風香るよい季節になりました。 ゴールデンウイークも雨の日が多かったですが、晴れた一日、長いこと関西に住んでいながら一度も行ったことのなかった通天閣のある新…

新しい食養生

昔から養生の基本にはまず食養生があげられます。面白いもので、この養生の「養」という字にはすでに「食」という字が入っています。飲食は生命を養うためになくてはならないものですから、これをおろそかにすることはできないということでしょう。医食同源…

腰痛と生活習慣

腰痛の話の第3回目になります。これまで腰痛の原因や治療法について書いてきました。そのなかでも述べたように、腰痛は痛みのために日常生活を不自由にする大変困ったものですが、特別変わったことではなく、誰もが一生のあいだに何度か経験するありふれた…

腰痛の治療法

前回はお正月ということもあり、新年にふさわしいことを書こうと思って腰痛のお話は少しお休みさせていただきました。 さて腰痛の話題に戻りましょう。前々回書きましたように腰の痛みのほとんどは構造上の問題ではなく、筋肉がこわばり、その部分に発痛物質…

引き算の発想

毎年お正月には一年のおおまかな過ごし方を考えます。いいえ、どうせ「食べるか飲むか寝るか」の怠惰なお正月ですから、それほど大マジメに誓いを立てるようなことではなくて、なんとなくぼんやりと、歩む方向や歩き方のようなことを考えるだけです。 暇にま…