風流人日記

医王整体院 院長のblog

2011-01-01から1年間の記事一覧

腰痛の診断と治療の現実

先日NHKの「ためしてガッテン」という番組で腰痛のことが放送されました。テレビの健康番組で腰痛を取り上げるのはよくあることで、それだけ腰痛で困っている人が多いということでしょう。 たまたまその日、新聞でその番組のことを知ったので、「まあ、また…

カラダで聴く、カラダを聴く

私が写真を趣味としていることは何度も書いていますが、その楽しみの一つはいろんな素晴らしい光景に出会うことです。そんなとき、それは確かに目の前の光景をこの目で「見ている」のですが、しばらくその場にじっと身を置いていると実はそれだけではないこ…

イメージの力

「私は腰痛を必ず治す」という言葉は積極的で前向きに聞こえます。それでは「私は腰痛にはなりたくない」はどうでしょう。これはちょっと後ろ向きですね。 では「私は腰痛を必ず治す」という強い意思と前向きな姿勢で腰痛は治るでしょうか? ガンの専門医は…

脅威の自己治癒力

傷は消毒しないほうが早く治る、という話をご存知でしょうか。これまでの傷の治療の常識からすると信じられないような話ですが、興味のある方は夏井睦氏の「傷はぜったい消毒するな」(光文社新書)をお読みください。なるほどと頷かれることがたくさんある…

苦みと苦しみ

はじめてビールを口にしたのはいつだったか。はっきりとは覚えていませんが、まだ小学生だったでしょうか、中学生になっていたか、未成年だったことは(偉そうに言うわけではありませんが)間違いありません(ナイショですよ)。たぶんお正月に親戚一同が集…

数値社会の健康管理

子供の頃から勉強では試験の点数、体力測定では身長体重がどれくらいか、50mを何秒で走れるかなど、私たちは数値とともに生きてきました。それは人と比べて自分はどういう位置にいるのかという判断材料にもなるし、また自分自身の成長や今の状態を知るため…

節電とカラダ

ここ数年「省エネ」が叫ばれるなか、未曾有の原発事故が起こり、節電の動きに拍車がかかります。 じつは私、去年からちゃんと対策をしていたのです。そのことは以前にも書きましたが、その時はまさかこういう事態になるとは考えもせずに、ただカラダのためと…

カラダもアタマも、やわらかに

あのとき私はテレビの前から一時も離れられず釘付け状態になりました。東北地方で大地震が起こった時のことです。人は見たこともない光景に遭遇すると、思考が停止してしまうようです。感情の表し方すらわからず、言葉も見当たりません。なんとか状況を理解…

気を塞がない

怒れば気は上り、喜べば気はゆるみ、悲しめば気は消え、恐れると気はめぐらず、寒ければ気は閉じ、暑ければ気は漏れ、驚けば気は乱れ、疲れると気は減り、思へば気は固まる。 古代中国の医書『素問』にこのような一文が書かれています。 人間生きていれば喜…

尾道の猫

犬派ですか?猫派ですか?と訊かれると、犬派ですと即答する。 犬はもう12年も飼っているから、だいたいの行動は予測できるし相性もいいと思う。猫はわからない。何を考えているのか、つぎにどっちへ動くのか。写真を撮ろうと思っても、たいがい逃げられて…

今年の目標

梅の花が香り始めた今頃になんですが、今年の目標に「モノを大事にする」ということを付け加えました。できるだけ大事に使い、そして壊れて使えなくなるまで使うということです。 ところが、たちまち今年の7月に、今まで使っていたテレビがそのままでは見ら…

晩酌セラピー

多摩動物公園で、晩酌セラピーでチンパンジーのボスが復活した、という記事が新聞に出ていました。 チンパンジーの社会ではボスと言えどもそれほど大きな権力はもっていないそうです。 主な仕事はけんかの仲裁など、群れの平和と秩序を守ること。 なんだかそ…

鬼の空念仏

鬼っていうのは西洋にもいるのだろうかと思って調べてみた。 まずは英語ではどういうのか? demonとかdevilとかいうのは聞いたことがあるが、fiendというのもでてきた。 どれも悪魔とか悪人とか、あまり印象がよろしくない。 fiendにいたっては、残忍なとま…

楽になるためのオイシイ話はない

前回「なまけものの怠け論」なんていうややこしい話を書いたら、本物のなまけものになってしまったようで、今月の投稿が大幅に遅れてしまいました。 気がつけばもう一月も終わりに近づいていますが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。と、遅ればせなが…