「自分を好きになったほうがいい。長くつきあうんだから」という、アメリカのコメディアン、ジェリー・ルイスの言葉がある。
たしかに、嫌いでたまらない人とは縁を切ればいいが、自分だけはそんなわけにはいかない。
自分を好きになるということは、自分の嫌なところを受け入れるということだと思う。
醜いところ、嫌なところは、どうしても気になり、クローズアップしてしまうから、誰でも目をふさぎたくなる。
でも、それも自分の一部なんだと認めてしまうことで、初めて自分を愛せるのだと思う。
嫌だいやだと思いながら、一生つきあうのはつらい。いっそのこと、それも含めたものが自分なんだと一種のあきらめのような気持ちになると、そんな自分が愛おしくなるんじゃないだろうか。