風流人日記

医王整体院 院長のblog

ダイエット

P2ckdun6  よく患者さんに「痩せるツボはありませんか」と聞かれる。
 楽をしすぎて太ったことに気づかず、痩せる薬を飲んだり、機械に頼ったり。結局また楽をして痩せようとしているわけである。
 一度身についた肉は、いや生活習慣は、なかなか変えられない。でも、なぜこうなったかを、ふりかえってよく考えてみてほしい。そうすると、いろいろからださまに「悪うございました」と、謝らなければならないことがたくさんあるはずだ。
 自然の一部である人間の身体は、自然に調和して生きていれば寿命まではそこそこ適度な身体に保てるし、正常に動いてくれるものだ。そりゃあ、時にはかぜをひたり、腰が痛くて立てなくなったりすることもある。しかし、太り過ぎはこれとは話がちがうでしょ。
 まあ、こんなに便利すぎる世の中にしてしまったのが、悪いといえばわるいのだけど、それにどっぷり浸かっていては自分の身体は守れない。原因も結果も、自分にあります。
 もともと、子供の頃はあまり疲れたなんて言わなかった。(あっ、今の子はそうでもないなあ)目一杯からだを動かし、くたくたになっても、それは心地よい疲れであったはずだ。(きっと、ここのところが今の子と違うんだなあ、かわいそう!)
 便利な世の中になってしまって、なにか皆、「楽」の意味を取り違えているのではないだろうか。楽ばかり求めていると、きりがなくなる。しんどさが失われると、楽の有り難さがわからなくなる。楽をしているのに、苦しいと思ってしまう。自由すぎて不自由なのと同じだ。
 もう、他に頼るのはやめましょうよ。楽して痩せる方法はありませんから〜。