風流人日記

医王整体院 院長のblog

三日坊主

Gbfkza1p 「一年の計は元旦にあり」といいますが、みなさんは今年こそはこんなことにチャレンジするぞ〜と何か計画されましたか。
 私もそんな一大決心をする年もたまにあるのですが、これがなかなか続かないんですよね。いわゆる三日坊主というやつで、いや三日どころかもう次の日にはケロッと忘れていることがほとんどです。 
 でもけっこう長く続けていることもあります。それは毎朝行う気功体操と腹筋運動です。もうかれこれ10年以上になります。まあ特に大げさな決心をして始めたわけではないのですが、始めた動機はお腹が出てきたり脚力が落ちてきたという単に中年の兆しが見え始めたことからです。続けているといっても、正確に言えば休むこともあります。皆勤賞でも完璧でもありません。でもその完璧じゃないことが続いている一因じゃないかと思っているのです。
 「毎日やらねばならない」という完璧を目指すと、挫折した時のショックが大きいのです。せっかく続けて来られたものが一日でも途切れると、「ああ、もうダメだ」と止めてしまうことが多いのです。
 続けるということはまったく休まないことではなくて、休んでもまた再開し、途切れ途切れでも長い目で見ると続いているという状態ではないかと思うのです。

 もうひとつ続けられる秘訣を言うと、「ごちゃごちゃ言わずにやる」ことです。長いこと続けていると、前の日に飲み過ぎて体調の悪い日や、どうもなんとなくやる気が起こらない朝もあります。そんな時は必ず、やれないあるいはやらなくていい理由を一生懸命考えています。どうしてもからだが辛い時はきっぱり止めます。しかし怠けの気持ちが出ている時は「ごちゃごちゃ言わずにやる」のです。あれこれできない理由を考えているヒマがあったらとにかくやり始めるのです。すると言い訳は知らないうちにどこかへ消えてしまい、気がついたらやり終えています。毎朝顔を洗ったり、毎日三食ご飯を食べるのと同じように。
 別に誰かに頼まれてやっているわけではないのに、だんだん自分の中で頼む役と頼まれる役ができて、親役の自分が「やりなさい」「やらなければいけません」と脅し、もう一人の子どもの自分が「いや今日はしんどいから」とか「忙しいから」とか理屈をこねてはサボろうとする、そんなやりとりの繰り返しなのでしょう。
 でもこれが始まると、たいてい子どもの駄々に根負けしてしまうのです。だって忙しい親は子どものそんなわがままをゆっくり聞いてられないし、しないほうが自分も楽なんですから。ん?なんか話がややこしくなってきましたね。どっちが本当の自分か分からなくなってきました、、、。

 いずれにしても、三日坊主でもいいのです。三日坊主を何度も繰り返せばいいのです。例えば、三日がんばって一日休む。そしてまた二日でも三日でもがんばる。これを繰り返せば三日坊主とは言われなくなるのではないでしょうか。続けるためには「一日でも休んでしまえばもうおしまい」と思わないことです。暦にだってちゃんと日曜日という休息日があるわけですから。しかも最近はもう週休二日制が当たり前です。しっかり休みを取ったほうが翌日からまたがんばれるということです。そんな肩の力が抜けた気楽なスタンスでやることが続けられるコツだと思います。さあこれであなたも三日坊主の汚名返上、今年からは継続の達人です。

 お正月もあれよあれよという間に時間が過ぎ、三日坊主にとって魔の四日目を迎えようとする今日、こんなことを考えました。