風流人日記

医王整体院 院長のblog

起きてみる夢、寝てみる夢

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 夢の中では現実にはあり得ないトンデモナイことが起こりますよね。それは意識というブレーキが働いていないからなのでしょう。

 起きているあいだは常に意識が働いています。時々なにも考えずにぼお~っとしていることもあります(これこそ気功の目指すところです)が、意識的に何かをしているときは、だいたい先のことを予想しながらやっています。こうすればああなるからこうしよう、とか。これは多分できないからやめとこう、とか。予測をすると、果たして上手くいくかどうか不安が起こってきます。そうすると、どこかでブレーキをかけてしまいます。

 意識が働くと、いつも可能性を考えてアクセルを踏んだりブレーキをかけたり、コントロールしているのです。

 そのブレーキを外してやると、案外できないと思っていることもできることがあります。だからあんまり後先のことを考えずにやると、夢の中のように思ってもいなかったことができたり、あり得ないことが起こったりする可能性が高いのです。  

 あまり考え過ぎず無意識に何気なくやったときの方が上手くいった、という経験がありませんか?

 寝ているあいだの「夢」と、こうなりたいと思い描く「夢」は少し違うかもしれませんが、夢が叶うときというのは、意識のブレーキが外れたときじゃないでしょうか。

 夢を叶えようと力んで一生懸命な姿は、夢に向かってアクセルを思いっきり踏んでいるように見えて、実はブレーキも同時に踏んでいるのかもしれません。

 力を抜いて踏み過ぎのアクセルとブレーキをゆるめたときに、自然の流れにうまく乗れて、夢だと思っていたことが現実に起こるのではないでしょうか。

 さて、このブログから抜粋して小冊子として治療院のほうでお渡ししているものが、お蔭さまでもうすぐ50冊目を迎えようとしています。まさか50回も続けることが出来るなんて夢にも思っていませんでしたので、今回は夢ってなんだろう?どうすれば夢は叶うのだろう?というようなことを、私なりに空想してみたわけです。

(ちなみにこのブログのほうはどうだっただろうと今調べてみると、2005年2月にスタートしましたから、もう5年半にもなります。一番最初の記事が二日酔いの話だったとは、いま振り返って恥ずかしいやら、情けないやら、、、。そのころはけっこうハイペースで書いていたようですが、いまや月一回のペースに落ち着いてしまいました[E:wobbly])

 なぜここまで続けられたのかと考えてみると、それはいつも興味深く読んでくださる皆さんがいらっしゃったからということは言うまでもありませんが、先に書いたように、あまり先々のことまで考えずにやってきたからではないかなあ、と思った次第です。

 これを書いたからどうなるなんて深いことは考えず、自分が得ることのできた知識や自分の考えることが、少しでも皆さんのお役に立てればとだけ思いながらやってきました。

 もちろんその中には自分の考えを整理したり、思いを吐き出すという自分自身のための行為も含んでいるわけですが、いずれにしても肩肘張らず楽しみながら書いてきました。

 だから今後の夢は100回続けること、なんて宣言はしません。これまでと同じように、肩の力を抜いて、ジョークを交えて、読んでいただく人たちの微笑む顔を想像しながら、楽しく書き続けたいとだけ思っています。

 さて、(めずらしく)次回の予告です。次回は冊子版第50回を記念して、気功体操教室に参加していただいている皆さんの声を集めて、みんなで作る紙面(ブログ)にしたいと考えています。どうぞお楽しみに。