風流人日記

医王整体院 院長のblog

「観察」から見えてくるもの

森友学園問題で国会に証人喚問に立ったあの籠池さんが、「事実は小説よりも奇なり」と薄笑いを浮かべながら発言したときの様子が、なぜかとても印象に残っています。あの言葉の奥にはとても意味深いことが隠されていたと思いますが、森友問題はここではさて…

遊戯三昧 〜今を楽しみ尽くす〜

東京オリンピックが3年後に迫りましたが、翌2021年には関西でワールドマスターズゲームズが開催されます。概ね30歳以上のスポーツ愛好者であれば誰もが参加できる生涯スポーツの国際総合競技大会ということですから、オリンピックよりは敷居が低く、「見…

その日出会う天使が一人いる

どこで聞いたか知ったかはもう忘れてしまったが忘れられない言葉がある。 「いつでも、どこでも、その日に出会う天使が一人はいる。ただ、それに気がつかないだけで」 作家の中島らもさんのこの言葉を聞いて以来、日々の出会いや何気ない会話の中に天使を探…

昔も今も人はつぶやくーーーツイッターの起源は奈良時代?

4月1日はエイプリルフールです。若い頃はどんな嘘で皆を驚かせようかといろいろ悪知恵を働かせたものですが、最近は普段から嘘かホントかわからないようなことばかり言っていて誰も本気にしませんから、エープリルフールだといって特別なエネルギーは使わ…

犬に教えられたこと

今や空前の猫ブームですが、流行に左右されない(天の邪鬼とも鈍感とも言いますが)私は、あえて犬の話を書きます。 愛犬が星に帰ってもうすぐ丸五年になります。これまであまりそのことを語ろうとも書こうともしませんでしたが、なぜかこの頃、ゆっくり振り…

温もりの記憶

アラジンのブルーフレーム石油ストーブを使い始めて17年になる。 あれは20世紀最後の年だった。当時2000年になるとコンピューターが誤作動を起こす可能性があるという「2000年問題」が巷を駆け巡った。 家の暖房器具は大丈夫じゃないかという私…

「こころとカラダにちょっといい話」100回目を迎えて

このブログにアップする記事の中から抜粋した「こころとカラダにちょっといい話」というタイトルの小冊子を院内に置いて、来院される皆様に読んでいただいています。 それがこの度100回目を迎えることになりましたので、お礼を兼ねて記念発行しました。 …

お引っ越し

いえいえ、医王整体院が引っ越しするのではなく、しばらくお世話になっていたeoblogから突然立ち退き命令、いやサービス終了のお知らせがきたのです。 難しいことはわかりませんが、blogというSNSもいまやTwitterやFacebookなどの新興勢力に押されて、利用者…

縁側という境界

あるブログに載っていた写真がふと目が止まりました。 どこかのビルの壁際にパーテーションで仕切られて5台の公衆電話が並んでいる。そのひとつの空間で誰かが電話をしています。しかしそれは公衆電話ではなく、自分の携帯電話で。いつでもどこでもかけられ…

坐禅に学んだこと

先日、生まれて初めての体験となる坐禅会に参加しました。そこで私が気づいたのは、ひと言でまとめてしまうと「この世は支離滅裂である」ということかもしれません。だからそのことを伝えるのは容易くはなく、話が支離滅裂になることをお許しください。 その…

注射が怖い、検診も嫌い

あの一休さんはお正月に「門松は冥土の旅の一里塚 めでたくもありめでたくもなし」という歌を詠みました。年の初めから縁起でもないと叱られるかもしれませんが、いろんなことをいつもと違う視点で考える絶好の機会であるお正月だからこそ、私もあえて物騒な…

「聴く」ことから始まる

これで「聴く」というキーワードをテーマに書くのは四度目です。様々なカラダと心にまつわるテーマを取り上げた中で、この「聴く」ことを何度も書くのは、やはり人間同士が生きていく上で話すこと以上に重要なことだと考えているからです。 誰にも不平不満は…

ゆっくり書くという行為

脚本家の山田太一さんが若者たちのスマートフォンの指使いの速さについて言及されているのを新聞で読みました。「自分の内側にある本当の言葉はあんなスピードでは出てこないはずだ、ありきたりの単語でしか表わしていないのではないか」そういう主旨のこと…

腰痛治療革命 〜振り出しに戻る〜

去る7月12日にNHKスペシャルという番組で「腰痛・治療革命 ~見えてきた痛みのメカニズム~」が放送されました。ご覧になった方も多いと思いますが、これまで聞いてきたこととだいぶ変わったなあという感想を持たれたかもしれません。内容に関してはご覧…

虫食いだらけの古新聞

この4月から購読新聞を変えました。そうすると急に切り抜きが増えました。これまでも気になる人のことや言葉を見つけると備忘録にメモしたり切り抜いて貼付けたりしていましたが、長く同じ新聞を読み続けていると次第にその数が減っていきました。 やはり新…

「治る」とは?

「治る」というのはいったいどういうことなのでしょうか? 転んで膝小僧を擦りむいたり足首をひねったりして怪我をしたところは、適切な処置をすればたいていの場合は時間が経てば治ります。ところが、傷口が治っていても、いつまでも長引く痛みや不快な症状…

情報の海をどう渡るか

あまりにも次から次へと情報が入ってくると、ひとつのことをじっくり考えている暇がありません。まして慌ただしい世の中、忙しい毎日、物事の裏にあるものにまで踏み込んで思考する時間を持つことなど大変です。こんな情報化社会を私たちはどう生きればいい…

小さな買い物と大きな感動

先日とても感動的な出来事がありました。聞きようによっては、そんなこと当たり前のことで、取り立てて言うほどのことでないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、この殺伐というか暖かい心の交流が失われた社会になれてしまった私にとって、忘れら…

蛹という不思議な時間

前々回「奇跡のアゲハチョウ」の続編になりますが、アゲハ蝶を飼育しているといろいろとおもしろい発見(発見といってもなにも私が初めて見つけたわけではないのですが)があります。なかでも一番の驚きは、驚くほどの勢いで葉を食べたり、うろうろと動き回…

秋の闖入者

朝晩めっきり涼しくなったある日の夜、どこからか時折チッチッチッと虫の鳴き声が聞こえてきました。 おお秋も深まってきたな、中秋の月といい、なかなか風情があっていいではないかと、ひとり悦に入っていた翌日、ふとしたことで壁にかかっているカレンダー…

奇跡のアゲハチョウ

夏休みの宿題の観察日記ではありません、今年の春の奇跡のような本当のお話です。 ここ数年、我が家ではアゲハチョウの卵を保護し、飼育ケースに入れて蝶になるまで育てています。きっかけは2010年の夏に、妻がベランダの鉢植えのグレープフルーツの木に…

寛容さが衰退する社会と身体

今回は陰ながら私たちの身体を病原菌から守ってくれている「免疫」という縁の下の力持ちに目を向け、そこから社会を見渡してみたいと思います。 病気にも流行があるというか、時代とともに趨勢が入れ替わります。例えば、一時期よく聞いた胃潰瘍という病気は…

簡単に助けない ・・・カウンセリングってなに?

今回は日頃カウンセリングをしていて感じることを書きます。 カウンセリングを受けると抱えている悩みに対する答えを教えてくれてすぐに楽になれると思っている方が多いようです。ところが本来のカウンセリングは、その人が抱えている問題から逃げずに自ら考…

見方を変える ーー4月という節目に

4月は様々なことが動き出す変化の月ですが、ここ数年私にとって4月は鬼門の月になってしまいました。まだこのブログには書いていませんでしたが、2年前の3月31日に14年連れ添った愛犬との別れがありました。それまで4月は桜も咲いて心が弾む季節だ…

痛み3倍説

痛みというものは他人にはなかなかわかりません。痛みは計測できないですし、一人ひとり固有の体験だからです。他人の痛みの程度は、苦しんでいる表情で判断したり、その人の声や様子で想像するしかありません。しかし、それすら人によって我慢強い人もいれ…

年末、記憶の大掃除と言葉の整理

今年も残すところ数日となりました。時間は誰にも平等に一日24時間、そしてそれが365日与えられています。それでも楽しい時間は早く過ぎ、辛く苦しいときは永遠に続くような気がします。みなさんのこの一年は早く過ぎたでしょうか、それとも長かったで…

言葉の力 あげたり貰ったり

なるべく自己否定をしないように、そして他人も批判しないようしよう、と心に決めています。でも、「他人の振り見て我が振り直せ」とも、常に考えています。他人は自分自身の鏡だと思っていますから。矛盾する二つの事項かもしれませんが、自分を否定はしな…

病気と祈りと感謝

前々回、前回と養生の基本である呼吸について書きましたが、その間、実はちょっとした予期せぬ出来事がありました。 ある週末に右目が少し霞んだようになり、次第に視野の一部が目に涙を浮かべたときのようにぼんやりとしてきたのです。週明けを待って月曜日…

呼吸で身体と心を調える

前回は一番安上がりの養生法として「呼吸」をご紹介しましたが、今回は、ではどうすればいい呼吸ができるかについて書いてみたいと思います。 「呼吸」という字は、まず「呼」つまり吐くという字から始まります。そして後に「吸」という字がきます。これは息…

養生に貯金なし

整体に来られる方と「ちょっと運動不足ですかねえ」という話になると、「やり方が分からない」とか「したいけど時間がないからねえ」とか、運動をものすごく大層なものに考えていらっしゃいる方が多いことに気づきます。 先日も、「友達が自転車を始めてとて…